つくる人の革を、つくる。
靴という言葉。鞄という言葉。
その文字の中に、「革」がある。
世の中には、革という文字が入った言葉も多い。
「沿革」や「改革」があれば、「革命」もある。
一生ものとして憧れられる革がある。
新しいアイディアで楽しませる革がある。
匠と呼ばれる職人が手がけた革があり、
初めてものをつくる人のための革がある。
私たち山陽は、そのすべてを愛したいと思う。
ものをつくることと、ものをつかうことが
本当はひとつのことなのだとすれば、
つくることはすなわち、生きることだから。
変化の中でも、変わらないことがある。
人がつくるものを、人は愛してきた。
百年の過去が教えてくれたのは、
変革の未来を創ることだった。