株式会社山陽

 

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第103回東京レザーフェア レポート

こんにちは。

今回は、去る5月26日(木)・27日(金)に東京・都立産業貿易センター 台東館で開催された東京レザーフェアについてレポートします。

東京レザーフェアは1970年に第1回目が開催され、今回でなんと103回目となります。

また国内の皮革に関する最大規模の展示会であり、これまで開催されたポスターを見るだけでも、様々なトレンドを生み出されて来た歴史をひしひしと感じます。

今回の出展は52ブースに上り、また特別企画としてこれからのレザーによるファッションの動向について2つの講演会『BEAUTIFUL AND FRAGILE(アントネッラ・ベルタニン氏)』、『コレクションシーンから予測する2023 レザーファッショントレンド(日置千弓氏)』が行われていました。

私も全てのブースを見て回りましたが、駆け足でも3時間かかりました。(じっくり見ようとすると1日はかかりそうです。)

当社と同じタンナーだけでなく、「皮革製造販売」「底材」「副資材」「刃型」「皮革試験」「皮革製品団体」と業種も様々です。

また「第12回革のデザインコンテスト2022」というコンテストも開催されており、天然皮革の素晴らしさに改めて触れることができました。

さて、当社も継続して東京レザーフェアに参加させて頂いております。
今回のテーマは、前回に引き続き「WE MAKE TIMELESS BEUTY」。
革という長きに渡って使われる素材に、時間や世代を超えた「美しさ」を再発見したい、再発見してほしいというメッセージを込めて展示会に臨みました。

具体的には、平置き型展示で「本ヌメ革」「クロム鞣し」「白なめし」「キップ革」をご覧頂きました。

古代エジプト時代から引き継がれているというフル植物タンニンなめし。特に当社は現在では希少となったピット槽による本ヌメ革に実際に触れて頂きました。本ヌメ革は、繊維がしっかりしており、堅牢であると同時にコバを磨くことで、革の断面が光沢を帯びた革本来の美しい断面になるという点も、実際に感じて頂きました。

クロムなめしは、近代に開発された鞣し方法で、革の柔らかさや、バリエーションなどさまざまな可能性を持つ革です。その一例を展示しました。

白なめしは、地元である兵庫県姫路市に古くから伝わる「姫路白なめし革」をオマージュし、山陽独自の技術で開発したものです。その特徴は淡い色への染色にも耐えられる繊細さ。今回はパステルカラーである、「黃(Lemon Yellowレモンイエロー)」「緑(Fresh Green)」「橙(Warm Orange)」を展示しました。

キップ革では、若牛特有のしなやかさやキメの細かさとともに、素材となる「ウェットブルー/ウェットホワイト」も展示し、革が出来ていく過程も感じて頂ける工夫をしました。

半裁革での展示では、「難燃革」「抗菌革」といった機能性に優れた革や、昨今人体への危険性が指摘されているフッ素を使わずに撥水効果を持たせた「フッ素フリー革」に加えて、今回当社としては展示会への初出品となる「ソフトレザー」をご覧頂きました。

ソフトレザーは、カジュアル向けのバッグなどに使用して頂けるように「しなやかさ」「柔らかさ」に着目した革です。一般的にソフトな革を作ろうとすると、表面と内部の繊維組織との乖離による「銀浮き」という現象が発生しやすくなってしまいますが、この点を可能な限り抑え、銀浮きの少ないスーパーソフトな革を実現しました。

この度は、前回(第102回)を上回る多くの方々に当社ブースに訪れて頂き、大変感謝しております。

今後も皆様の革製品に山陽レザーをご活用いただけましたら幸いでございます。

今回、お越しになれなかった方々とは、ぜひ次回の東京レザーフェアでお会いできることを願っております。

本日はここまで。

では、また次回に。

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