株式会社山陽

 

NOTE

クリーンエネルギーから生み出される革 ~再生可能エネルギーの活用~

山陽の読み物(NOTE)をご覧いただきましてありがとうございます。
今日のテーマは再生可能エネルギー、クリーンエネルギーについてです。
昨今『エネルギーのトレーサビリティ』、つまりどんな原料でどんな作り方をされているのかを意識することが、ごく普通になってきたように感じます。

私たち山陽は革を生産している会社ですが、生産する過程で設備を動かす、機械をメンテナンスする器具を動かす、生産管理システムをはじめとするコンピュータシステムを作動させる為にエネルギーを使っています。

 

そのエネルギー源のほとんどは「電気」です。
革を鞣す・染色する、もみ加工をするタイコ(ドラム)を回転させる動力や、塗装設備で革を運ぶベルトコンベヤーを動かすエネルギーも全て電力会社から供給される電気を使っています。

私たち山陽の全社員行動指針には「地球環境への負荷低減を考え、環境面への影響をより少ない選択をする」という言葉があります。

これまで革を作る材料(原皮や薬品)を環境負荷の少ない材料に置き換える、使用する量を抑える(低クロム化など)といった事に取り組んできました。

そして、今回はエネルギー源である「電気」に注目しました。

2023年11月に株式会社U-POWERのグリーン電力(GREEN100)の利用を開始しました。

グリーン電力(GREEN100)は、実質再生可能エネルギー100%による電力です。
再生可能エネルギーとは、いわゆるクリーンエネルギーと言われる太陽光発電、風力発電、バイオマス、水力発電、地熱発電などの自然の力を活用した電力です。
再生可能エネルギーを普及させることはCO2などの温室効果ガスの発生を抑えることで、地球環境を守り、未来を創っていくことに繋がります。

原皮から皆さんがお使いの革にまで仕上げるには、革1DS(デシ)あたり120Wh程度の電力が必要になります。(当社実績:クロム鞣し革を製造した場合)
※家庭用電子レンジを約12分使用した消費電力量が約120Whと言われています

私たちは、このような多方面の視点から「地球環境への負荷低減を考え、環境面への影響をより少ない選択」を実践していきたいと考えています。

本日は、ここまで。

また次回に。

 

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