株式会社山陽

 

NOTE

エコレザー ~もっと環境にやさしい革を~

今回は、山陽のECO(環境保護)に関する取り組みの一つである「エコレザー」についてお話ししたいと思います。

「エコレザー」という言葉を聞いたことのある方は、どのくらいいらっしゃいますでしょうか?

知らないという方も、この機会にぜひ覚えて頂ければと思います。

エコレザーとは、その名の通り「環境に配慮した、環境にやさしい革(レザー)」です。
1990年代半ばからヨーロッパを中心に普及・発展していきました。2002年には中国において本革エコマーク基準が発表されるなど、世界的なトレンドになっています。

日本においては2006年に「NPO法人 日本皮革技術協会」と「一般社団法人 日本タンナーズ協会」の協力のもと、『日本エコレザー基準(JES)』が制定され、「一般社団法人 日本皮革産業連合会(皮産連)」が認定業務を運営しています。

エコレザーと認定されるためには、「日本エコレザー基準(JES)」に適合し、「製品の製造・輸送・販売・再利用」までの一連のライフサイクルのなかで、環境負荷を減らすことに配慮し、環境面への影響が少ないと認められなければなりません。

 

「日本エコレザー基準(JES)」とは大まかには以下の3つです。

    • 天然皮革であること。
    • 排水、廃棄物処理が適正に管理された工場で製造された革であること。
    • 臭気、化学物質(ホルムアルデヒド・重金属・PCP・禁止アゾ染料・発がん性染料の使用制限)および染色摩擦堅ろう度に関する一定の基準を満たしていること。

 

※詳しくは、「日本エコレザー基準認定実施ガイドライン-2009」でご覧ください。(日本エコレザー基準認定事業)

山陽ではこの取り組みに早くから賛同し、2009年から認定に向けた準備をし、2010年から継続して製造した革の認定を受けています。

【日本エコレザー基準認定事業WEBサイトにて、当社の事例が紹介されていますので、こちらもご覧ください。】

現在では、33品目がエコレザーの認定を受けています。

【認定された皮革の一例 (商品名)REスコント黒】

 

また認定を受けたレザーおよびその製品には「日本エコレザー基準認定ラベル」を皮産連と使用契約を結び、使用できます。

地球温暖化を防止するためのCO2削減、SDGs(持続可能な開発目標)の達成など、環境を配慮した産業活動は確実に私たちの生活の中に浸透してきていると感じます。
皮革業界では、30年以上前から環境負荷を減らす取り組みに着手し現在も続けています。
「日本エコレザー基準認定ラベル」を見かけられたら、手に取ってみて頂けましたら幸いです。

山陽のエコレザーについてのご相談やご購入のお申込みにつきましては、以下のお問合せページからご連絡をお待ちしております。

【株式会社 山陽 お問合せページ】

それでは、本日はここまで。
また次回に。

  • Facebook
  • Twitter

CATEGORY

LATEST

CONTACT

革の製造をご依頼の方はこちらから。
その他、レザーにまつわる、さまざまな
お問い合わせを受け付けております。