山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
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みなさんの身近に「山陽レザー」では、山陽の革が使われている商品をシリーズでご紹介しています。
これまでの3回は靴をご紹介してきました。今回は、すこし趣向を変えて「かばん」「革小物」をご紹介いたします。
山陽の革は、創業当初から多くの靴にご使用頂いていますが、そのほかの製品「かばん」や「革小物」にも広くご使用頂いています。
今回ご紹介するのは、レザースタジオサード様(Leatherstudio Third)の「spin」です。
Spinブランドでは、「紡ぐ(つむぐ)」をテーマに親から子、子から孫へと世代を超えて受け継がれていく一品をつくるというプロジェクトを展開されています。
現在、「ハンドバッグ」「トートバッグ」「サコッシュ」「名刺入れ」「コインキーホルダー」を展開されています。
こちらのかばん、革小物の外側にご使用頂いているのは、山陽の本ヌメ革です。
(本ヌメ革については、こちらの記事『今さら聞けない「ヌメ革」って何?』もご覧ください。)
ヌメ革の中でも若牛の革である「キップ」を使っていただいており、キップの革というだけでも希少価値が高いのですが、加えて植物から取れる「タンニン」だけを使い1ヵ月程度ピット槽というプールのような「おけ」に漬け込んで鞣し処理を行っている「本ヌメ革」であるという非常に品質の高い素材です。
今回は、黒い色に染めた後、革にモミ加工を施し、あえて大きめで不均一になるような「シボ感」を出しています。
製品になった革からは、いろいろな「シボ感」の表情を演出してくれているように感じます。
山陽では、レザースタジオサード様のような、かばん・革小物を制作されているメーカー様や作家様向けの革の製造も行っています。
作りたい製品、作品に合わせた「素材」「色」「仕上げ」「触感」などでフルオーダーの革を作らせて頂いています。
こんな革が欲しいという場合は、ぜひ一度「お問合せページ」からご一報いただけますと幸いです。
まずは相談からで問題ありません。
では、また次回に。
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