山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
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みなさんの身近に「山陽レザー」では、当社の革が使われている商品をシリーズでご紹介しています。これまで2回はレザースニーカーをご紹介してきました。(第1回 ニューバランス「M1300JPJ」、第2回 コンバース「ONE STAR」)
今回は、代表的な革靴 株式会社 ハルタさんの「ローファー」をご紹介していきます。
HARUTAのローファーといえば、中高生の通学用からビジネス用、カジュアル用と大変幅広い方々に長年愛用されている革靴で、「学生の時に履いていた!」「若いときに履いていたよ」「今も愛用している」という方も多いのではないでしょうか。
コインローファー(別名:ペニーローファー)と言われるデザインの靴で、1950年代のアメリカ東海岸の学生の間で人気を博したアイビーの象徴ともいえるモデルです。(諸説ありますがサドルの切れ込みに1セント〔ペニー〕硬貨を挟んで履くのが流行ったことが名前の由来だそうです。)現在ではシンプルな美しさで幅広い層の方々に定番として愛されています。
HARUTAのローファーには、人工皮革のモデルもありますが、やはり代表的なモデルは「牛本革」を使ったモデルではないでしょうか。
このローファーに使用して頂いているのが、当社で開発・製造した革です。
その特長は、型崩れしにくいように強さを持たせながら使用していくうちに足に馴染んでくるような厚さ・製法で作られていることです。またこの革では靴になった際に床面(裏面)が直接足に触れることに対応して、銀面(表面)だけでなく床面(裏面)も美しいベージュ色、かつビロード調の触感となるように気を配っています。あとこの革は1色の塗装ではなく違う2色を塗り重ねた「アドバン仕上げ」を施しています。長年ご使用頂き、磨いて頂くことで表面と下地の塗装色が混じったアンティーク感も楽しむことができます。
これからも革靴の良さを楽しんで頂けるようがんばります。
それではまた次回に。
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