みなさんの身近に「山陽レザー」では、当社の革が使われている商品をシリーズでご紹介しています。

今回ご紹介するのは、金属ワイヤメーカーのヒカリ株式会社 様が発売されたリングメモ帳「LUCE RING（ルーチェ リング）」です。
ヒカリ株式会社様は、奈良県に本社・工場を持たれている1969年（昭和44年）創業の「鉄線（金属ワイヤ）」を主力商品に製造されているメーカーです。ホチキス針用の鉄線を作られることから始まり、現在では文具・建材・自動車・電機・服飾金具など幅広い産業の特殊素材を生産されています。（ヒカリ株式会社様の詳しい内容につきましては、こちらの「ヒカリ株式会社様WEBサイト」をご覧ください。）

この度、初めて直接消費者に届く商品として、この「LUCE RING」を開発されました。
そして、本日　２０２３年１月１３日がMakuakeのスタート日になります。

販売は、Makuakeサイトにて行われています。詳しくはこちらをご覧ください。

私自身もポケットサイズのリングメモ帳を活用しているのですが、表紙・裏表紙は厚紙や合成樹脂が使われている為、時間が経つと破損や反りなどが発生してきて使いにくい思いをしたことがあります。

「LUCE RING」では、表紙および裏表紙に山陽のタンニンなめし革を使用して頂いています。また山陽のタンニン鞣し革は、本ヌメ革ともいわれている革で、ピット槽と言われる植物から抽出されたタンニンの水溶液を溜めた「プール」に原皮を１ヵ月間しっかりと漬け込み、作られています。

その特徴は、大きく挙げますと以下の３つです。
①天然素材である植物タンニンでの鞣しです。
②使って頂く間に「アメ色」になり、艶が増してくる経年変化を楽しめます。
③革の繊維層を維持しておりしっかりとした質感です。

日々、私たちの手に触れるものですので、革製品を使っている事を実感し楽しんで頂ける素材を使って頂いていることはうれしい限りです。

また、ヒカリ株式会社様の真骨頂であるリングは、「鋼」「亜鉛」「着色樹脂」の３層構造になった美しくかつ剛性のあるものを使われています。

特にこのリングメモ帳は「リングワイヤを開いて簡単に新しい用紙と入れ替える」ことができます。これを可能にしているのが長年培われてきたワイヤ製造の技術なのだと感じています。

今回ご紹介するリングメモ帳「LUCE RING」は、素材の良さもさることながら「使いやすさ」にもこだわられた一品です。

①革ひもの「しおり」がついている

②ペンホルダーがついている

③表紙裏にポケットを付属（予備の名刺がぴったり入る）

老舗メーカーの２社が力を合わせてできた「本革のリングメモ帳」。
こちらも一生の友になる一品です。

本日はここまで。

また次回に。