株式会社山陽

 

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革へんに菊とは?

こんにちは。今日、9月9日は、「重陽の節句」「菊の節句」と言われている日です。あまり馴染みの無い節句なのですが、端午の節句(5月5日)、七夕の節句(7月7日)などと同様に古では行事として行われていたそうです。特に9月9日は1年の最後となる節句であり、かつ縁起良いとされている「陽数(奇数)」の中でも最も大きな数字「9」が重なる日であることから盛んに行われていたそうです。

旧暦の9月9日(現在の10月中旬ごろ)は、菊が美しく咲く時期です。菊は邪気を払って長寿の効能があると信じられていたため菊を行事に使われるようになりました。「菊の節句」とも呼ばれる由来です。重陽の節句では、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで無病息災や長寿を願ったそうです。

さて革と菊の関連が無いかと調べてみたのですが、革へんに菊が合わさった文字がありました。
「鞠」という文字です。
菊の『くさかんむり』は省略されていますが、文字の成り立ちは「革」+「菊」から来たもので、音読みでは「キク」と呼ばれます。
平安時代の貴族たちの遊び「蹴鞠(けまり)」の「まり」ですね。古式ゆかし遊びでも、しっかりとした革は活用されていたのですね。

当社の革は、スポーツ用品にも活用頂いています。例えば、サッカーで使うボールや野球のグローブ・硬球にも使われています。
古から現代まで革という素材を多くの用途で活用頂いているという事は嬉しい限りです。

余談ですが、今年はサッカーのワールドカップの年ですね。
今回のFIFAワールドカップ2022は、中東のカタールにて11月20日~12月18日に開催されます。日本はグループステージではスペイン・コスタリカ・ドイツとの対戦です。選手の方々を応援するとともに、熱戦を期待したいですね。

本日はここまで。

また次回に。

 

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