山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
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みなさんの身近に「山陽レザー」では、当社の革が使われている商品をシリーズでご紹介しています。
今回は、日本の代表的な靴メーカー 「リーガルコーポレーション」さんの革靴をご紹介します。
リーガルコーポレーションさんの創業は1902年(明治35年)で、今年(2022年)に創業120年を迎えられた歴史ある靴メーカーです。
この記事を読んで頂いている方も、リーガルを履いていた、現在も愛用されているという方も多いのではないでしょうか。
当社 株式会社山陽の革は、リーガルの素材に多く採用頂いています。
その中で「リーガル プレーントウ(GORE-TEX フットウェア)」という靴をご紹介させていただきます。
リーガル プレーントウ(GORE-TEX フットウェア)(REGAL ONLINE SHOP<REAGAL CORPORATION>)
ボリューム感のあるラウンドシルエットでしっかりとした印象です。ステッチダウン式製法という伝統的な方法で作られており、靴の中の空間にゆとりが出来る構造なので締め付け感が少なく履き心地が良い、屈曲性に優れているのが特徴です。
また、ゴアテックス ファブリクスを採用されており高い防水性をもっており雨の日でも快適にご使用いただける一品です。
こちらの靴のアッパーには、当社のシュリンク調に型押しした牛革を使用して頂いています。しっかりと剛性のあるステアハイド(成牛の革)を使い、少し粗目のシュリンク調(シボ感のある表面)を型押しています。このシュリンク調を施すことでキズも目立ちにくくなり、ハードな利用シーンでも無理なくお使い頂くことができます。
革全体はとてもソフトに仕上げており靴になった際の履きやすさにも役立っていると思います。
革はシュリンクの型押しを施しています。一般的に型押しをすると革繊維が圧縮されるので硬くなるのですが、可能な限りソフトさを維持しているのもこの革の特徴です。
またこちらの革は、靴としての強度に耐えられるように引張強度試験、引裂試験、屈曲試験、染色摩擦堅牢度試験、ボールバースト試験等の物性試験にパスしたものとなっています。(一般的な靴に使われる革の強度を上回る基準が採用されています)
今回こちらの靴の事を改めて知っていく中で、丈夫であるとともに仕事用途からカジュアルまで幅広く使うことができる、一足持っておくと重宝する革靴だと強く感じました。
これからも革靴の良さを伝えられるようにがんばります。
それではまた次回に。
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