山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
革製品について
こんにちは。
2023年が始まりました。今年も引き続きレザーに関連するお話をご紹介していきます。どうぞよろしくお願いします。
さて新年最初のお話は「財布」です。
皆さんも初売りなどの売り場で「福財布」として並んでいる財布を見られたのではないでしょうか。
これは1月~4月の間に財布を新調すると運気が良くなるという開運の考え方から来ています。ちょうど今の時期から4月ごろまでは旧暦の「春」にあたり、「春=張る(はる)」をかけて「春財布」は縁起が良いと言われています。
また1月は一年の始まりの年、新しいものを持つと新たな気持ちでスタートできますよね。
とはいえ、一言に財布と言っても実はいろいろな種類があり迷ってしまいます。今回は「財布の形」をご紹介したいと思います。
財布というとこの形を思い描く方が多いのではないでしょうか。お札を折らずに収納できるタイプの財布です。別名では「束入れ」とも呼ばれています。個人的には一番存在感があり、「大人な財布」という感じで「早くこんな財布を持ちたい」と思っていました。
また長財布には以下のようなバリエーションもあります。
長財布にがま口のような口金がついているものです。別名では「がま束」とも言われています。カバンの中でも開きにくいというメリットがありますね。
長財布の周囲がファスナーになっている財布です。別名では「ラウンド束入れ」とも呼ばれています。こちらはさらにしっかりと閉じることができるので、ポケットに入れて持ち歩くという方にも安心ですね。
これはラウンドファスナー長財布から1つの辺をファスナーを除いた2辺のファスナー財布です。「安全性」と「手軽さ」のバランスが取れた形とも言えますね。
さて、いかがでしたでしょうか。今回は長財布をご紹介しました。次回は、もう一つのオーソドックスな形である「二つ折り財布」をご紹介していきます。
それでは、本日はここまで。
また次回に。
<参考資料・図の引用元:レザーソムリエ公式テキスト(日本革類卸売事業協同組合 発行)>
※レザーソムリエについてはこちらをご参照ください。
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