株式会社山陽

 

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プルアップレザー② ~ワックス編~

前回は、オイルを使ったプルアップレザーについてお話ししました。
いかがでしたでしょうか。プルアップレザーの事を少しでもご理解いただけましたら幸いです。

今回は、ワックスを使ったプルアップレザーをご紹介します。

オイルのみを使ったプルアップレザーでは、場合によっては不都合な点があります。それは、オイルが別の素材に移りやすいという事です。
皆さんの中でも革製品と布製品をくっつけて(隣に立てかけるなど)長時間置いていた時に布製品に「あぶらの染み」が出来てしまったという経験はありませんでしょうか?
私も経験があるのですが、かなり広範囲に「あぶらの染み」が出来てしまったことがありました。これは革に多量のオイルが染み込ませている場合、そのオイルが隣に触れている布地などに移ってしまった現象です。オイルの染みは取れにくく、結局元に戻らなかったこともあります。

このような現象を起こりにくくする方法としてもワックスを使ったレザーは有効です。
ワックスを使ったプルアップレザーでもオイルを使っています(併用)。しかしワックスが入る分、オイルの含有量は少なくて済みます。ワックスは常温では固形ですので、常温で液体であるオイルと違い隣り合った布などへの移りは低減することができます。

また以下のような利点があります。

  • 表面がスベスベしている。(オイルでは、指先に油分が付き吸い付くような感じがありました。)
  • 光沢・透明感が増している。
  • 革の剛性を保てる。
  • 撥水性がある。

山陽では、ワックスを使ったプルアップレザーは人気の商品で、ワックスを軽めに含ませた「ナチュラルワックス革」からワックスを複数回塗ってしっかり含ませた「ハードワックス革」などがあります。
ワックスが含まれることで、無着色であっても程よいブラウン色になり革らしい革として仕上げられています。

特に、当社の本ヌメ革をベースに表面に4回、裏面に1回のワックスを塗った「ハーヴィー」は、様々な用途で利用して頂いています。

ぜひ一度、企業様、職人の方々にご活用いただければと思います。

次回は、色が付いたプルアップレザーとして染料を使ったプルアップレザーをご紹介したいと思います。

本日はここまで。
また次回に。


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