山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
革製品について
こんにちは。
今週末は、いよいよクリスマス、その1週間後にはお正月とイベントが重なる年末年始が近づいてきました。
この時期、クリスマスプレゼントやボーナスで買った自分へのご褒美などで新しい財布やバッグなど革製品を手にする方も多いのではないでしょうか。
特に「人生で初めて本格的な革製品をプレゼントしてもらった」といった方にとっては、どのようにメンテナンスをしてよいのか?と戸惑われている方もいらっしゃるかもしれません。
山陽の読み物(NOTE)では、これまで革製品のケアについてもいくつかご紹介をしてきました。
(もしよろしければこちらもご覧ください。「革製品のお手入れ ~基礎編~」「革製品のお手入れ ~ケア製品編~」「革製品のお手入れ ~ケア製品番外編「ミンクオイル」~」「革製品のお手入れ ~防水スプレー編~」「革製品 冬のお手入れ ~乾燥にご注意を」)
今回は、新しい革製品をもらったり、購入した後にお薦めしたい「ビフォアケア(Before Care)」についてお話ししたいと思います。
実は新しく手にされた革製品も作られてから少し時間が経っている可能性があり、見た目よりも栄養分の補給を必要としている場合があります。
また本格的に使用される前にクリームやオイルでコーティングすることで、その後の“持ち”が変わってくる場合がありますので、ぜひ実行してみてください。
ビフォアケアと言っても手順はこれまでお話してきたやり方と大きく変わることはありません。
まずは、製品全体にブラッシングをかけてください。ブラッシングすることで表面の汚れだけでなく隙間に入ったホコリも除かれます。ブラシは高級なものでなくても問題ありません。一つ持っていると便利ですよ。
ブラッシングで汚れを取った後に、クリームを塗っていきます。
革の材質にもよりますが、個人的には最初は浸透性の良い「乳化性クリーム」や「デリケートクリーム」を使うのがおすすめです。もちろん革製品に付属のクリームや販売店からのおすすめのクリームがありましたらそちらを使ってください。なお、最初にクリームを塗る際には必ず目立たない箇所でテストを行ってください。
バッグなど雨に濡れる可能性があるものでしたら、あらかじめ防水スプレー(撥水スプレー)を塗布しておくと良いでしょう。防水スプレーは、風通しのよい、換気の良い場所で使いましょう。スプレーする際には20~25㎝程度離してください。軽くスプレーするだけで効果はあります。
革製品はきちんとケアをしてあげることで長い間使う事が出来ます。
ぜひ使い始めにも「ひと手間」をかけてお使い頂ければと思います。
それでは、本日はここまで。
また次回に。
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ぜひこちらもご覧ください。
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