山陽Letter
【山陽レザー】#006 アーマー(グローブひも用革) ~「切れない革」を目指して
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みなさんの身近に「山陽レザー」では、当社の革が使われている商品をシリーズでご紹介しています。
今回ご紹介するのは、FEDECA様のアイテム用に作られた「レザーケース」です。
FEDECAというと、アウトドアを趣味にされて方でしたら一度はその名前を耳にされたことがあるのではないでしょうか。また「商品は見たことがある」という方も多いのではと思います。(詳しくは「FEDECA公式WEBサイト」および「FEDECA公式インスタグラム」をご覧ください。)
上の写真のようにとてもオシャレな「ナイフ」「トング」「ナタ」といったアイテム達。
こちらの刃先や先端部分を守るレザーカバーに山陽の本ヌメ革を使用して頂いています。
FEDECA様のアイテムは、すべて「金属(鉄・真鍮)と木材のみ」を使用したシンプルな作りです。しかし、シンプルであるが故にごまかしを許さない“クラフトマンシップ(職人気質)”を感ぜずにいられません。
また素材のシンプルさに反して、使う方の立場に立ち、「使いやすさ」を追い求めたフォルムは、『機能美』という世界観を創り出されています。
このような「すでに完成している逸品」にプラスするカバーの素材として、当社の山陽レザーを選んで頂きましたことは、とても光栄に感じています。
選んで頂きましたのは、山陽の本ヌメ革です。
山陽の本ヌメ革は、約1カ月もの間タンニン液が入ったプール「ピット槽」に漬けこまれ、ゆっくりと鞣されていきます。そのため革の繊維層を損なうことなく、しっかりとした「堅さ」「強さ」を維持したまま「革」になっています。この特性は鋭利な刃先やデリケートな先端部分を守るのに役立っているのではないかと感じています。
また、鞣しに使っているタンニンはミモザという樹木から抽出された天然素材です。
そして、その中でもご使用頂いているのが、最もナチュラルさを感じられる革の表面を活かした「銀付き革」です。FECECA様のアイテムが持つシンプルな美しさに通じる要素を持った素材だと私は感じます。
このように、人が古から活用し続けてきた素材である「鉄」「木」「革」を無垢な形で作り上げたアイテムは、ごく自然に「“きれい”な物」と感じてしまいます。
ぜひ皆様も直接ご覧頂けましたらと思います。(※)
FECECA様は当社と同じ兵庫県にあり、日本でも有数の金物の町「三木市」にて創業100年を超える神沢鉄工株式会社が2015年に立ち上げられたブランドです。
この度、読み物の執筆にあたり工場を見学させていただきました。次回は、追補版として、その模様をご紹介したいと思います。
本日はここまで。
また次回に。
以下のイベントに出展、開催されます
開催日時:2023年 1月21日(土)・1月22日(日) 11:00~18:00
開催場所:東京ビッグサイト西1・2ホール
入場料(前売):1,300円 当日:1,500円
詳しくはこちらへ
開催日程:2023年 2月11日(土・祝)10:00~15:00
開催場所:神沢鉄工株式会社 本社・工場(兵庫県三木市)
定 員:先着30組<1組あたり車1台>
参加費 :無料
応募方法:FEDECA公式オンラインストアサイト(https://store.fedeca.com/)にて
2023年1月27日(金)12:00〜 申し込み開始
詳細については、FEDECA公式インスタページもチェックしてみてください。
☆今後も継続的にオープン・ファクトリーを計画されているとのことです。
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